DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
という本を読んだ。2-3年前から知ってはいたが、読んでいなくて損した。
昨日、なにかのひょうしに別々の2つのルートからこの本の提示があったので「これは読めというサインだな」とキンドルをぽちり。
本の概要を知るにはこの動画を見るのが手っ取り早い。
そして読んでみたらびっくり。自分と同じ考えじゃないか(笑)
人生は経験の合計だからだ
なんか自分は知らず知らずに実践していたみたい。
経験については、こちらでもしっかりとまとめた。
本を読んでいて思い出した出来事がある。
高校生の時、山口先生が「みんな貯金はどのくらいしている?」と聞いてきた。
てっきり「今から貯金を計画的にして、備えなさい」という教えかと思ったら違った。
「若いうちから貯金なんかするな。もししているやつがいるなら俺が使ってやるから全部出しなさい。若いうちはいろいろな遊びにお金を使いなさい」と言い放ったのだ。すごい発想だと感銘を受けた。
この本は山口先生と同じ考えだった。山口先生、感謝!
それからというもの、自分は教えを守り、貯金せずにしっかりと遊び尽くした。
また、最近はやりのFIREもこの本では否定的である。
一番人生で輝いている時、26-35歳にしっかりとお金を使って人生を楽しみ、経験を積めと奨励する。
自分は24,25歳、29,30,31歳は長期休暇(3週間)を得られる職場だったし、35歳で退職し、退職金を使いまくって経験を積めたことはよかった。ほぼ海外のスキューバダイビングだった。
この本の論理は、死ぬ時にちょうどお金を使い切るように計算すれば、労働時間をもっと短くできたんじゃないの? 日本人に例えれば60歳の定年退職を待たずに55歳で早期退職するとか。その5年でどれだけの経験ができたか。55歳でできても、60歳でできなくなることもある。
先日、ちょうど日本からパタヤに来た50代の方と話をしたが、けっこうな貯金があるにもかかわらず、減っていく預金を見るのは怖いので、移住は無理と判断されていた。
ぜひこの本を読んでいただきたい。
「もしもの病気のために貯金は必要だ」「子どものお金は残したい」など、いろいろな反論があるかもしれないが、本の中では、すべてに納得できる答えがある。
次ページは、自分がマーカーを引いたところを引用した。
完全にネタバレになるので本を買うと決めた人は読まないほうがいいかもしれない。