今回紹介する宿の運営をする田中夫婦は、2年3ヶ月、自分が運営するシェアハウスに入居してもらった。

左が「しおりさん」、右が「キー坊」。
不思議な縁で、入居が決まったのは当日だったと思う。
基本シェアハウスは1部屋1人なのだが「夫婦で利用したい」との申し出。
一度は断ったものの、考え直し「それもありかも」と声をかけたところ「ぜひ」ということで、石垣島到着日から入居することに。
しおりさんは埼玉県の同郷でびっくり。
石垣島や西表島を一緒に回って新規観光スポットを開拓した。彼らの多くの友人が来島して、民泊してくださった方々は10組くらいいたのではないだろうか。交友関係の濃いこと。自分の友達で来た人いたかな?(笑)
ちょうどコロナとともに来てコロナと共に去った感じ。ちなみに同じシェアハウスの入居者は、彼らをかわきりに全員がかわるがわるコロナ感染して隔離された(笑)
彼らは比較的閑散期の石垣島を堪能できたのではないだろうか。
その時「いずれ一人旅専門の宿をしたい」とは聞いていたが、まさかというか、ついに実現するとは !
思えば、石垣島では宿経営のために貪欲にいろいろと宿泊業の情報を吸収していったような気がする。
自分からも宿運営についてのノウハウを話したり、掃除を一緒にしてもらったり。
石垣島の高級リゾートホテルで働いていた時もあったが、それもこの時のためだろう。農業や養鶏場でも働いていたが今後に生きるのかな?
石垣島での宿運営は残念ながら縁がなかったようだが、小豆島でもそう簡単にはいかなかったようで、1年半物件を探し、ようやく物件を購入しても残地物の廃棄に1ヶ月半、住めるようにするまでの改修工事に半年、そしてまだ工事は進行中とのこと。
今回、自分が石垣島に行くのに合わせ、ちょっと小豆島にも寄ってみようかと聞いてみたところ、「4月にはプレオープンできるかも」ということで利用させてもらえることになった。
という背景の中での宿泊です。
小豆島は石垣島の3分の2くらいの面積。人口は25,000人で2分の1くらいかな。
香川県の高松、岡山、姫路からフェリーのアクセスができるという便利な島。
県庁所在地の高松に行けばなんでも揃う便の良さもいい。
県道に面した場所に宿はある。とはいってもあまり車は通らない。
築50年の元宿泊施設を大幅にリニューアルして、古き良きものは残し、今ならではの新しい試みも積極的に取り入れた宿です。

なんと、雑草(ヒメキンギョソウ)がかわいい花を咲かしている。月桃の種を植えたら芽がでてきたらしい。

玄関口。

宿の名前は「サイヌツノ」。本物のサイの角があったらワシントン条約的にやばいことになるが、なんとガラス細工のものがあった。友達がプレゼントしてくれたとか。これは素晴らしい。

とにかく一つ一つが凝っている。数年後に行ったら大きくなっているのだろうな。

こちらがリビング的な土間。夜はこの空間で宿泊客らがさまざまな会話を繰り広げるのだろう。

この曲線、いいですね。こだわりらしいです。部屋の隅も丸みを帯びています。こういうのを作るとなにげに大変で時間がかかるんだよね。

こちらは宿泊者が利用できる浄水器や電子レンジ、冷蔵庫、オープンなど。

洗濯機も使える。

こちらは共有の書斎。読書をできる。いずれ滞在者から集めた図書を自由に読める空間にするとか。自分もお気に入りの本をこちらに寄贈手配しました。

ここを客室にしても良かったと思うくらいぜいたくな空間。ちなみに客室は6室、6人まで受け入れできる。

一瞬炊飯器に見えるが、これは湯船。五右衛門風呂のような形。こんなめずらしい湯船にはいれるとは面白い。あぐらをかいて浸かるような感じ。
シャワーの水圧が強く、とても心地よい。自分にとっては久しぶりの湯船で気持ち良かった。

こちらは2階の洗面所。今日はここに棚をつける作業をするとか。まだ未完成の宿だ。
蛇口を出しっぱなしにしておけば、しだいに温かいお湯になり、心地よかった。
古いけれどもこういうこだわりがありがたい。まだまだ真水は冷たかったから。


自分は2号室に宿泊。

ここの部屋のデメリットは(全部屋だとは思うが)、朝7時に地域の防災スピーカーからサイレンが鳴ること。
これで飛び起きることは間違いなし。マットレスが自分に合い、爆睡できた。

面白い曲線の机。手作りかな。写経をすることもできるよ。自分はしなかったが。

↓押入れをこういう形に改造したようだ。ナイスアイデアです。
バスタオルはなし。フェイスタオル2枚。このこだわりがいい。自分も同じく、バスタオルはタオル会社の陰謀でフェイスタオル2枚で用は足りると思っているのだ。
バスタオルを使っている人はやってごらん。「今までの人生、なんて無駄なことをしてきたのだろう」と後悔するから。乾くのにも時間がかかるし。

こちらは提供していただいた写真。部屋の様子。

和室もあり。

1人で沈没するには最適である。

置いてあるものすべてにこだわりがあり、すべてに味がある。
大衆が使うような薬局で買えるような商品はなく、手作りだったり、環境を配慮した製品だったり、石垣島で入手困難な「あれ」とか、とにかくこだわりがすごいです。さすが構想◯年の宿です。(すみません。何年越しだか知りません)
奥様、しおりさんに聞けば、その製品の由来についてじっくりと教えてもらえます。
場所は海抜6m、歩いて5分のところには海水浴場があり。帰ってきて砂を落とせるシャワー室もある。
夏はここで海水浴もいいかも。

ともかく、日本初かもしれない面白いコンセプト「ひとり旅専用宿」。
まだ予約が入っていなければ6人までの貸し切りプランも検討中とか。
「旅で自分を見つめ直しリセットしたい」
「いつも一人旅だけど、たまには他の一人旅の宿泊者と交流してもいいかも」
「失恋癒やし旅行」
「積極的に新たな友達を作りたい」
「人が好き。いろいろな人の生きざまを知りたい」
など、そんな人に適した宿かも。
自分にとっては…
一人旅歴40年弱なんでいつものことです(笑)
だから一人旅初心者にいいのかな?
あと、しおりさんによる、小豆島絶景一周ツアーもあります。
自分が参加したのはこんな感じ。
途中で疲れたので宿に戻ってもらいましたが、体力がある若者にはもっと案内できる場所があるとか。
ちょうどソメイヨシノが満開の時で、いい景色を堪能できました。
また宿でレンタカーを用意しているみたいなので、一人旅同士で仲良くなって、一緒にレンタカーして島を周ってみるのもいいかも。
レンタサイクルも検討中とか(坂が多いけどね)。
夜には、「食堂たるや」で、おいしい海鮮料理を食べるのもおすすめ。
こちらの3ページ目。
なにをたのんでもおいしい居酒屋さんです。
海沿いを気持ちよく5分歩けば着きます。
帰る時には暗いので、炊事場のような水栓が5つ並んでいるようなところを左折です(笑)
ということで、「小豆島ひとり旅宿 サイヌツノ」、ぜひご利用ください。