日本からタイに、手荷物7kg、預け荷物17kgの計24kgと、人生の「荷物」を最小限にした。

タイに来て2ヶ月、ようやく生活も落ち着いてきた。

そこで今のミニマムな生活をまとめてみたいと思う。

こちらで足りない物はLAZADAというアマゾンのような通販を利用して購入しているが、極力物は増やさないようにしている。

部屋は1ルームで26平米だが、荷物がないので窮屈さはない。むしろ掃除が楽だし、エアコンもすぐに冷えるし気に入っている。それでいてベッドはダブルで幅が1.5mもある。こんなに幅が広いベッドは今まで使ったことがなかったので、なかなか慣れない。正直自分は日本の1m幅で十分だ。

こちらでかさばるものを購入したのは、パソコンモニター27インチ、パソコン用チェア、パソコンを置くためのテープル、パソコン用スピーカー、洗濯機だけ。

洗濯機は15,000円の安いものを購入した。1年の使い捨てでいいと思っている。コンドミニアムの1階には3台の洗濯機があり、1回160円くらいで使えるが、1回洗濯するのに2往復する時間と手間はもったいない。93回洗濯すれば元は取れるので1年以内で取れるはずだ。

もともと備え付けでミニソファはあったが、ソファでくつろぐ時間はない。部屋の片隅にどけている。部屋では、パソコン用チェアに座っているか、ベッドで寝るかどちらかだ。

今まで工具が好きでなんでも買って揃え、どんな工事にも対応できるようにしていたが、もうそれもしない。

今は、プラスマイナスを切り替えできるドライバー、はさみ、精密ドライバーセットしかない。カッターナイフもない。

掃除をする時に掃除機があれば便利なのだろうが、クイックルワイパーがあれば、じゅうぶんホコリを集めてくれるので、ごみがたまったりすることはない。

100%外食なので、冷蔵庫の中はほとんど何もない。冷たい水、ナッツ類(冷やす必要はないが、食べるものはとりあえず冷蔵庫の中にぶちこむ)、フルーツ(スイカ、りんご、マンゴー)、シロップ(プロテインが飲みづらい時になめる)。あと、醤油とマヨネーズを買ってあるが、結局ほとんど使っていない。

便利なのは、日本から持ってきたふりかけだ。これは万能。

最近、セブンイレブンの弁当を片っ端から試している。日本の弁当にはとうていかなわない。そのぶん痩せられると思うことにしている。そして、外でテーブルと椅子があるのでそこで食べてゴミ箱もあるのでそこに捨てている。そうすると部屋のゴミはぜんぜんたまらない。

あとは、お腹すいた時に、わかめ味噌汁を飲むようにしている。食べ物はそれくらいかな。

水は、コンドミニアムの1階に自販機があって、なんと6リットル5バーツ、25円くらいで飲める。ペットポトルを購入することもなくなった。とりあえず、携帯用水筒は買ったが、乾季になってから、外出先でのどが渇くこともない。ちなみに、500mlのペットボトルだったら、40円くらいで安い。

今後、タイ国内で引っ越すときもおそらくダンボール2-3箱で移動できると思う。宅配便を利用しても数千円で引っ越しできるはず。

携帯電話は、日本で使っていたものを使えるが、基本電話を取らない人間だったので、ほとんどかかってこない。もう少ししたら番号を捨ててもいいかもと思っている。

だって知り合いで話したければ、facebookやLINEの電話などで話せるよね。わざわざ有料のサービスを使う必要なし。

ただ、SMSの認証がたまにあるから、それを一つずつ、つぶしている状態。それ専用の番号がほしい。
 Google Authenticatorの認証で全部済む世の中になってほしい。

1日にやることも少なく、シンプルな生活になったので、しっかりと運動する時間も確保できる。6階に行けばプールとジムがあるので、行けない理由は作れない。

家賃は月4万円、水道、電気も月に2000円以下、ということで生活費はだいぶ少なくなっている。

カフェでもせいぜい300円。月に20日としても6,000円。これはインターネットの100GB契約を消費しすぎないようYouTubeのまとめ閲覧と気分転換代。ターミナル21内の大衆食堂Pier21ならば食費も300円程度にすることもできる。

たくさん種類もあり、とうてい全メニューは食べ切れない。よく食後にデザートのスイカを買うが、それも60円。

交通機関は当初バイクを買って乗り回そうと思ったが、ソンテウが便利で1回40円で乗れる。ソンテウのルート外のところに行くとしても、Boltのバイクタクシーで160円以下で移動できる場合がほとんど。石垣島では車4台、バイク1台所有していたのでそれを思えばかなりすっきり。税金、車検など経費もかかるしね。

あえて世界一危険なタイの道路を自力で走る必要もなくなった。

趣味だった一眼レフカメラや、ビデオカメラを入手したいがそれは我慢。スマホのカメラでやりくりする。YouTube配信などはもうあまりしなくなるかと思う。

暖かいところに住むメリットは洋服を必要としない点も大きなメリットだ。Tシャツ8着が仕事着でもあり、普段着、寝巻きでもある。基本短パンで外出。大丈夫。誰も人の服装のことなど気にしていない。

ということでタイの生活で完全にミニマムな生活を手に入れることができた。

とにかくノイズがない生活、人からの邪魔が入りにくい生活というか(基本日本語を話す機会は、ほぼゼロに)になってシンプルになった。(関係ないけど、タイ語はぜんぜん勉強していないし、話す気もないし、英語を話す機会もかなり少ない)

生活に空白部分があると、そこを埋めるための新しいことも入ってくる。それは今後のお楽しみ。

今まで少なかった読書の時間も増えた。Kindleというツールのおかげで日本の本屋に行く必要もない。クリックして1分後には日本語の本を読み始めることができる。本棚も必要ない。

日本では、夜は、Netflixを見ながら酒を飲むのが習慣だったのが、Netflixを見る気がしなくなった。あまりおもしろそうなコンテンツがないのと、酒を飲まないからか。逆にYouTubeでの動画視聴には全力を注いでいる感がある。

今後はいろいろな都市で住むことも容易になる。バンコクでは150万円くらいでマンションの一室を買うこともできるようなので、そこを拠点というか荷物置き場にしてアジア各地を転々とするのもありかもしれない。

まだまだ削れる余地はたくさんある。銀行口座もクレジットカードもしぼっていかなければ。

パソコンは、Windowsノートパソコン1台、Macbook Air1台あるが、最近Macの出番が極めて少なくなった。もしかしたら、もうMacはなくてもいいかもしれない。

体重もどんどん減ってきているのでうれしい。

酒は基本部屋では飲まないし、大好きなチューハイは、入手しにくい。ツマミ類はまずい。スナック菓子もいまいち、食堂や弁当も量が少なめ、辛くて量を食べられない。
ということで、タイは、ダイエットするにはピッタリな環境だ。というか日本での飲食はとにかくなんでもうまいという事を心の底から感じる。
最近外国人が日本に旅行に来て、舌鼓を打つのがよくわかる。

たまに日本に帰ってどか食いしないとつり合いが取れない。

ということで、人生をリセットしたい人、ダイエットしたい人は、タイがおすすめ。

乾季の天候は最高で、さわやかな日々も続いている。冬の3ヶ月間タイに住むのは、ありかと思う。

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