タイにはマーサージ店が3mおきにある。
とかなんとか、まこなり社長が言っていて爆笑したことがある。
その例えならば、パタヤは15cmおきかもしれない。
普通に3軒連続もある。
特にソイブッカオという通りには、マッサージ、床屋、大麻屋、タトゥー屋、カフェが繰り返しある感じ。
今まで1年間、いろいろな場所のマッサージ店に行って試してみた。
とは言っても、基本200バーツ以下。
だからそれ以上のいい店の情報はわからない。
だが、300バーツ以下の店ならば、サービス内容、腕前はそんなに変わらないのではないかと思う。
そんなことでマッサージ店について詳しく解説してみる。
場所はこの赤蛍光ペンあたりが一番乱立し、価格競争がある。ソイブッカオという通りの北の出口付近、南の付近だ。
店頭を見ながら歩くと
Foot Massage 100B
Thai Massage 150B
その他オイルマッサージなど。
と表示がある。私は基本タイマッサージなので、その金額を確認する。
上の地図の赤い蛍光ペン界隈は基本タイマッサージは、150-200バーツなのでその中から150バーツの店を選ぶ。
入口で "Thai massage 1 hour please." などというと靴を脱いで入れと案内される。
どこも入口で靴を脱ぐ。靴下は中でいい。
日本人がよく利用する店ならば、スタッフの中から「こんにちは」とか「いらっしゃい」とか声をかけられる。姿で日本人とわかるのはすごい。
店によってはうなぎの寝床のように、入口は狭いのに、奥が長く続いている店がある。
タイマッサージは基本、着替える。シャツとハーフパンツみたいなものをくれるのでカーテンをしてから着替える。隣のベッドとの間隔が狭い場合は、ベッドの上に立って着替えても良いと思う。
勝手を知らない人がカーテンを開いたまま着替えて店員さんにびっくりされていることがよくある。
フットマッサージは靴下を脱ぐだけですむ。ジーンズのようなズボンをはいていたら、着替えさせられるかも。
タイマッサージは、うつぶせになるか、あおむけになるかから始まる。
比率的には、あおむけ8:うつぶせ2くらいかな。いつもあおむけで待っていると、うつぶせ開始の場合は、「うつぶせになれ」と手でサインされる。
自分は基本1時間コースだが、一連の動きがあって、それに沿ってマッサージすると、基本1時間で終わる感じなので、時間をずるするとか短くなるとかそういうことはない。おおよそ55分かな。
タオルで足の裏をふいてからマッサージが始める。
足のマッサージ15分くらい。そのあとは手10分くらい、次はうつぶせになってまた足10分くらい、背中10分くらい。背中のマッサージの時には軽いスタッフさんだと背中の上に立たれることがある。かなり痛い。足の上に立たれることもあり、思いと悲鳴をあげて断ることもある。いたい時には"sorry"などとアピールしよう。 そのイタ気持ちよさを我慢するのもあり。
それで次の手順なのだが店によってしてくれるところとしてくれないところがある。
スタッフさんがベッドの頭の位置に座り、枕をまたの間にあて、そのあたりに頭が来るように横になり、ヘッドマッサージをしてくれる。これがめっちゃ気持ちいい。そのあとは、椅子のへりに座れと言われスタッフさんはベッドの上に立って背中や頭をマッサージしてくれる。
終わると「水を飲むか」と必ず聞かれる。不思議とマッサージが終わるとノドが乾いているのでもらう。これは無料なので遠慮なくいただくと良い。
だいたいマッサージの同じ流れだが、スタッフさんによってはちょっと違う手順やオリジナリティのある技があったりする。
太っているスタッフさんもいるが、背中には乗らない。ぷよぷよした肉がよくあたって、別な意味で意味気持ちいい時もある。
たまに男性スタッフにあたることもある。10回~20回に1回くらいかな。
自分は毎回場所を変えるのでお気に入りのスタッフとか常連とかにはなっていない。
ただ、今日のスタッフさんはオリジナリティがあって良かったので、初めてチップを100バーツ差し上げた。いつもは200バーツ渡して50バーツについては"keep the change."(釣りはとっといてや)というと感謝される。
おしゃべりなスタッフさんによってはずっと会話をしかけてくることがあるが、自分はせいぜい最初の5分くらい。少し日本語の話せる人もいるし、「これは日本語でなんていうの?」などと英語で聞いてくる人もいる。あいさつがてらにWhere are you from?"(どこから来たんや)とはよく言われる。
自分が行く安いお店には若くかわいい子が働いている率は少ない、というか今まであたったことはないかも。基本ベテランおばさん。基本的にマッサージする人は、みな愛嬌があり好印象。自分に対して悪い扱いをされたことはないので、過去の日本人はみな態度が良いのだろう。
それでよく話題になるのか、そんな安くて食っていけるのかという問題。
1回150バーツなので、店と折半だと75バーツ。良い場所だと100バーツもらえるかもしれない。
チップは50バーツが平均だとすると、1時間あたり、125バーツから150バーツ。500-700円だ。
昼間の間は、外で待機している女性も多く、暇な時間帯が多いかもしれないが、夜は出ていないことが多く、外で客が待っていることもしばしば。ということは、夜は5時間くらい続けて働けるかもしれない。
1日に7時間稼働できたとすれば、日給3,500円-5,000円ほどになり、悪くないかもしれない。待機時間は多いかもしれないが。
タイ人の平均月収は、106,525円らしいので、5,000円で20日働けば10万円でほぼ平均に達する。
チップが多ければもう少し稼ぎになるかもしれないし、2時間コースの人、それ以上のコースを依頼する外国人観光客もいるだろうから、意外と悪くないのかも。
3軒連続して店が連なり、運営できているのも、パタヤならではの光景として、観光客の誰もが体験するマッサージは大きな観光資源の1つなのだ。
1軒だけ、個性的なマッサージ店があった。
男の施術士さんで、半分整体のようで、めっちゃいたい。まじで泣く。うめく。そういうのが好きな人はこちらのぶログで少し触れました。
タイには盲目の方が施術するマッサージ店があちこちにあるようで、今調べたらバタヤにもあるらしい。
今度行ってみたいと思います。
マッサージというよりは、男のエステみたいなものをご希望でしたらこちらへ。