タイ移住を検討している人からくる質問にこんなものがある。
「体に無理がきかなくなったら(大病とかしたら)不安じゃないですか?」
「いつか日本に戻ることも考えてはいるんですか?」
答えると、
体に無理がきかなくなったらその時に帰国するか考える。
日本のほうが住みやすいと感じたら日本に帰る。
今から先のことを考えて(タイに移住する)行動を起こさないのはもったいない。
半年とか1年で日本に帰ることになったにせよ、とりあえずタイで住んでみたらいいのではないだろうか。
今から起きるか起こらないかわからない世界を準備して行動を起こさないのはおかしい。
自分は1967年生まれで58歳。60歳は目前だ。
若い時に感じた60歳のイメージはもっとじじいだったのだが、今の自分はまだその頃想像していたじじいよりは全然若いと思っている。
人と年齢の話をすると「もっと若く見える」と言われることが多いし。
今のところまだまだタイで生活できると思っているが、「もし日本に帰国してどんな生活をするか」妄想してみた。
ちょうどこんな動画があった。
清掃とか警備員くらいしか仕事がなく、バブルを生きてきた人たちからしたら無惨な状況である。
とはいっても、これからの人たちだって、バブルさえ知らずにさらに悲惨な状況になるであろうから、もっとかわいそうか。
これが意味することは、事務系で働き、腕に何も覚えがない人は、定年になったらまったくの無価値ということなのだろう。
かといってガテン系では60歳では体を壊している人も多いだろうから、親方でないとだめ。
残るは芸術家とかしかないか。
それにしても60歳を過ぎて組織内で働くのはとてもとても自分にはできそうもない。
コンビニだって覚えることが多くて難しいだろうし。
どこかの会社が天下りならぬ天上りで相談役に迎えてくれないかな(笑)
最近、たまたま表示されたので読んでみたこの本が面白かった。
寝そべり族マニュアル: なるべく働かないで生きていく

40歳くらいの人なのだが、週に3日くらいのバイトで生きているらしい。
シェアハウスとか子供部屋おじさんならばそんな生活もできるとか。
自炊でなるべくお金をかけなければそんな生活もできる。
自分は65歳から年金を受け取ろうとすると、66歳から年に1,147,638円、月に95,636円になる見込み。

その中で日本で生活できるのか。
今や都会で賃貸を借りるのは、年寄は難しいと聞いている(死なれたら事故物件で面倒)。
そこで、空き家バンクという手がある。
例えば、愛媛県の田舎ならば、20万円くらいからある。

この物件は1968年築で、ほぼ自分と同じ年齢で日本で生きてきた(?)と思うと感慨深い。

手をいれて、きれいに改装してもいいかもしれない。シェアハウスや民泊として利用できるかもしれない。
逆にこのまま朽ちるまま住み、雨漏りすれば部屋の中にテントを張って生活するのもいいかもしれない。
楽天モバイルが入るところならば、月に3,168円で通信費はすむ。
電波がないところでも最近ならばスターリンクが、本体34,800円、月6,500円で使える。
山奥のポツンと一軒家でも生きていける。食料調達が大変だけど。
自炊中心ならば月に95,000円(年金)で生きていけるだろう。自炊好きじゃないけど。
それにしても刺激がなくてすぐに孤独死しそうだなぁ。
あっという間にふけそうな気がする。
今から日本で住むことはちょっと考えられない。
月5万円で杵築市セミリタイア生活 ‐少ないモノとお金で、ラクに生きる方法
という本を読んだら、杵築市というところは、月に1-2万円で普通のアパートに住める!
と驚きの情報を入手しました。
ちなみにパタヤならば、底辺の暮らしならば、コンドミニアム購入はB30万くらいからあり、賃貸ならばB5,000くらいで借りられる。食費は1食B50くらいからあり、月に5万円くらいで生活でき、年金も余る。
まぁ余らせる必要もないのでもう少し食べたい物を食べて毎月年金分使い切ればいいか。あとは健康保険料が必要か。
タイならば活気があるので刺激はある。言葉には不自由するが、そんなに老けないような気もする。
と、いろいろ妄想してみたが、ネットで仕事をしようと思えばできるし、FXで稼げるようになれば、悠々自適な生活も夢ではない。
年金だって本当にいつまでももらえるかわからないし、ベーシックインカム制度になるかもしれない。
日本含め世界は2032年くらいまで激動の期間となるようだし、そんな遠くの未来を考えるよりも、今を楽しみ、今を生きることに力を注いだほうがいいだろう。